第4類の火災予防と消火の共通ポイント

第4類は窒息消火が基本。水は原則不適当。着火源対策と静電気・換気まで共通ポイントを解説します。

編集・検証: 危険物乙4スタディ編集部 公式情報: 消防試験研究センター公式サイト 制作・検証方針

共通する性質がわかったら、次は火災を防ぐ方法と、火が出たときの消し方です。第4類ならではの消火の考え方を身につけましょう。

麦倉 ふわり(普段) 麦倉 ふわり

第4類の火事って、どうやって消したらいいんですかぁ?

緑川 カナ 先生(笑顔) 緑川 カナ 先生

第4類の火災には、窒息消火が基本よ。
燃えている液面を覆って、酸素を断つの。

黒崎 サニー(普段) 黒崎 サニー

じゃあ水をバシャッとかければいいんじゃない?

緑川 カナ 先生(しょんぼり) 緑川 カナ 先生

それが一番やってはいけないことなの。
多くの第4類は水より軽いから、水に浮いて火のついたまま流れ、かえって火災を広げてしまうのよ。

栗原 せな(普段) 栗原 せな

つまり第4類の火災に、棒状の水や強化液の放射は原則不適当ということですね。

緑川 カナ 先生(普段) 緑川 カナ 先生

そう。
代わりに使うのが泡消火剤・二酸化炭素・粉末消火剤・ハロゲン化物などよ。
これらは液面を覆ったり、酸素を薄めたりして窒息消火するの。

麦倉 ふわり(笑顔) 麦倉 ふわり

泡で覆うのって、なんだかフタをするみたいですねぇ。

緑川 カナ 先生(笑顔) 緑川 カナ 先生

まさにその通り。
泡で液面にフタをして、蒸気の発生と酸素の供給を同時に止めるのよ。

黒崎 サニー(普段) 黒崎 サニー

火が出る前に防ぐには、どうすればいいの?

緑川 カナ 先生(普段) 緑川 カナ 先生

火災予防の基本は、着火源を近づけないこと。
火気はもちろん、静電気の火花にも注意するの。

栗原 せな(普段) 栗原 せな

補足すると、静電気対策として、容器や配管を接地(アース)する、給油はゆっくり行う、といった方法があります。

緑川 カナ 先生(普段) 緑川 カナ 先生

それと、蒸気は低い所にたまるから、風通しをよくして蒸気を屋外の低所に滞留させないことも大事ね。

黒崎 サニー(笑い) 黒崎 サニー

着火源を断つ、蒸気をためない、火が出たら窒息消火!
これでバッチリだね!

緑川 カナ 先生(笑顔) 緑川 カナ 先生

その3つを覚えておけば、第4類の火災予防と消火の骨格はつかめるわ。

確認クイズ

第4類危険物の火災の消火方法として、最も適切でないものはどれか。

  1. 泡消火剤で液面を覆う
  2. 二酸化炭素で酸素の供給を断つ
  3. 棒状の水を放射して冷却する
  4. 粉末消火剤で窒息させる
こたえを見る

正解: 3. 棒状の水を放射して冷却する

正解は3。多くの第4類は水より軽く水に浮くため、棒状の水を放射すると火のついた液体が流れて火災を広げます。泡・二酸化炭素・粉末はいずれも窒息消火に有効な、第4類向けの消火剤です。

🔖 この記事の関連書籍

Amazonアソシエイトリンクを含みます。他分野は おすすめ書籍ページ へ。