ここからは品目別。まずは第4類の中で最も危険な「特殊引火物」です。代表がジエチルエーテルと二硫化炭素です。
特殊引火物ってなんだか強そうな名前だね。
どのへんが特殊なの?
特殊引火物は第4類の中で一番危険なグループなの。引火点がマイナスの温度、発火点も低くて、とても燃えやすいのよ。
定義としては、引火点がマイナス20度以下で、沸点が40度以下のものなどが特殊引火物に区分されますね。
マイナス20度以下って…冬でも引火しちゃうんですかぁ?
そうよ。
常温はもちろん、かなり寒い日でも引火する蒸気が出ているの。
だから指定数量も50Lと一番少ないのよ。
代表選手を教えて!
まずジエチルエーテル。
引火点はマイナス45度と非常に低く、揮発しやすいの。
麻酔にも使われた物質で、日光や空気に触れると爆発性の過酸化物ができることがあるのが要注意ね。
そのため貯蔵時は密栓し、直射日光を避けて冷暗所に保管します。
容器の空間には不活性ガスを封入することもありますね。
もう一つが二硫化炭素。
これは特殊で、比重が1より大きく水より重いの。
だから水中に沈めて貯蔵し、蒸気の発生を抑えるのよ。
水より重いなんて、第4類なのにめずらしいですねぇ。
そうなの。
しかも発火点が約90度ととても低くて、熱い蒸気配管に触れただけで発火することもあるわ。
燃えると有毒な亜硫酸ガスが出るのも怖いところね。
つまり二硫化炭素は、水より重い・発火点が極めて低い・水中貯蔵、の3点がポイントですね。
エーテルは冷暗所で密栓、二硫化炭素は水の中!
同じ特殊引火物でも扱いが違うんだね。
その違いを押さえられれば完璧よ。
特殊引火物は試験でもよく問われるからしっかりね。
確認クイズ
二硫化炭素の貯蔵方法として最も適切なものはどれか。
- 乾燥した砂の中に埋めて貯蔵する
- 水を張った容器の水中に沈めて貯蔵する
- 直射日光の当たる場所で加温して貯蔵する
- 他の第4類危険物と混ぜて貯蔵する
こたえを見る
正解: 2. 水を張った容器の水中に沈めて貯蔵する
正解は2。二硫化炭素は比重が1より大きく水より重く、水に溶けにくいため、水中に沈めて蒸気の発生を抑えて貯蔵します。発火点が約90度と極めて低いため、加温は厳禁です。