第4類危険物の全体像 — なぜ引火性液体は危険なのか

乙4の主役・第4類引火性液体。蒸気・比重・消火・7区分の共通性質を最初に俯瞰します。

編集・検証: 危険物乙4スタディ編集部 公式情報: 消防試験研究センター公式サイト 制作・検証方針

乙4試験でもっとも深く問われるのが、この第4類『引火性液体』です。なぜガソリンや灯油が危険なのか、その共通の性質を全体像として掴みましょう。

黒崎 サニー(普段) 黒崎 サニー

いよいよ本命の第4類だね!
ガソリンとか灯油の仲間ってことだけど、共通してどんな性質があるの?

緑川 カナ 先生(笑顔) 緑川 カナ 先生

第4類は『引火性液体』。
共通するのは、液体そのものが燃えるのではなく、蒸発してできた蒸気に火が近づくと燃える、という点なの。
ここが最重要ポイントよ。

麦倉 ふわり(びっくり) 麦倉 ふわり

えっ、液体じゃなくて蒸気が燃えるんですかぁ?

栗原 せな(普段) 栗原 せな

そうです。
液面から蒸発した蒸気が空気と混ざり、火源があると引火します。
だから第4類の火災対策は『蒸気を出さない・溜めない』ことが基本になりますね。

緑川 カナ 先生(普段) 緑川 カナ 先生

そして第4類の蒸気にはもう一つ大事な特徴があるの。
ほとんどが空気より重いのよ。
だから蒸気は低いところに溜まりやすくて、床をはうように遠くまで流れて、離れた火に引火することもあるの。

黒崎 サニー(びっくり) 黒崎 サニー

うわ、床を這って離れた火に届くって、なんかホラーだね…。
他にはどんな共通点があるの?

緑川 カナ 先生(普段) 緑川 カナ 先生

第4類の液体は、ほとんどが水に溶けず、水より軽いの。
だからガソリン火災に水をかけると、燃えている油が水に浮いて広がってしまって、かえって危険なのよ。

栗原 せな(普段) 栗原 せな

補足すると、水に溶けず水より軽いという性質から、第4類の火災には水は不適とされます。
窒息消火のできる泡消火剤や二酸化炭素、粉末消火剤が有効ですね。

麦倉 ふわり(普段) 麦倉 ふわり

第4類の中にも、もっと細かい種類があるんですかぁ?

緑川 カナ 先生(笑顔) 緑川 カナ 先生

あるわよ。
第4類は引火点の低い順に、特殊引火物・第1石油類・アルコール類・第2石油類・第3石油類・第4石油類・動植物油類の7つに区分されているの。
ガソリンは第1石油類、灯油・軽油は第2石油類ね。

栗原 せな(普段) 栗原 せな

整理すると、引火点が低いほど常温でも引火しやすく危険です。
特殊引火物やガソリンのような第1石油類は特に引火点が低く、取り扱いに注意が必要ですね。

黒崎 サニー(笑い) 黒崎 サニー

なるほど!
第4類は『蒸気が燃える』『蒸気は重くて低いところに溜まる』『水に溶けず水より軽い』『引火点で7つに区分』…この4つが全体像ってことだね!

緑川 カナ 先生(笑顔) 緑川 カナ 先生

完璧にまとまったわね。
この全体像を土台にして、これから一つずつ品目を見ていけば、第4類はきっと得意分野になるわよ。

確認クイズ

第4類危険物の共通する性質として、誤っているものはどれか。

  1. 液面から発生した蒸気が空気と混合し、火源があると引火する
  2. 発生する蒸気は空気より重く、低い場所に溜まりやすい
  3. 多くは水によく溶け、水より重いため水没させると安全である
  4. 多くは水に溶けず水より軽いため、火災の消火に水は不適である
こたえを見る

正解: 3. 多くは水によく溶け、水より重いため水没させると安全である

正解は3(誤っているもの)。第4類の多くは水に溶けず、水より軽いため、水をかけると燃えている油が浮いて広がり危険です。よって『水によく溶け水より重い』とする3が誤り。1の『蒸気が引火する』、2の『蒸気は空気より重い』、4の『水は不適』はいずれも第4類の正しい性質です。

緑川カナ先生、栗原せな、麦倉ふわり、黒崎サニーが海辺でビーチボールを楽しむ様子

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