アルコール類(メタノール・エタノール)

指定数量400Lのアルコール類。メタノールの毒性、水溶性ゆえの耐アルコール泡、見えにくい炎を解説します。

編集・検証: 危険物乙4スタディ編集部 公式情報: 消防試験研究センター公式サイト 制作・検証方針

お酒や消毒液でおなじみのアルコールも危険物です。ここでは第4類の「アルコール類」、メタノールとエタノールを扱います。

麦倉 ふわり(びっくり) 麦倉 ふわり

アルコールって消毒に使うやつですよねぇ。
あれも危険物なんですかぁ?

緑川 カナ 先生(笑顔) 緑川 カナ 先生

そうよ。アルコール類も立派な第4類危険物なの。
代表がメタノールとエタノールね。
指定数量は400Lよ。

栗原 せな(普段) 栗原 せな

定義では、炭素数が1から3までの飽和1価アルコールが、消防法上のアルコール類にあたりますね。

黒崎 サニー(普段) 黒崎 サニー

メタノールとエタノール、名前が似てるけど何が違うの?

緑川 カナ 先生(普段) 緑川 カナ 先生

大きな違いは毒性よ。メタノールは毒性が強くて、飲むと失明したり命に関わるの。
一方エタノールはお酒の成分で、毒性は比較的弱いわ。

麦倉 ふわり(びっくり) 麦倉 ふわり

同じアルコールでも、そんなに違うんですねぇ。

緑川 カナ 先生(普段) 緑川 カナ 先生

そう。
でも危険物としての注意点は共通していて、どちらも引火点が常温付近で、水にもよく溶けるの。

栗原 せな(普段) 栗原 せな

引火点はメタノールが約11度、エタノールが約13度。
いずれも第1石油類に近い低さですね。

黒崎 サニー(びっくり) 黒崎 サニー

水に溶けるってことは…あっ、消火はアセトンと同じ専用の泡?

緑川 カナ 先生(笑顔) 緑川 カナ 先生

よく気づいたわね。
アルコールは水溶性だから、普通の泡は溶けて消えてしまうの。
だから水溶性液体用泡消火剤、いわゆる耐アルコール泡を使うのよ。

栗原 せな(普段) 栗原 せな

また、アルコールの炎は昼間に見えにくいという特徴もあります。
燃えていることに気づきにくく危険ですね。

緑川 カナ 先生(普段) 緑川 カナ 先生

その通り。
アルコールの炎は青白くて薄いから、日中は見落としやすいの。
これも試験でよく問われるポイントよ。

黒崎 サニー(笑い) 黒崎 サニー

毒性が違う、水に溶ける、専用の泡、炎が見えにくい!
覚えることけっこうあるね。

緑川 カナ 先生(笑顔) 緑川 カナ 先生

でも一度整理すれば難しくないわ。
アルコール類はセットで覚えましょう。

確認クイズ

メタノールとエタノールに関する記述として、正しいものはどれか。

  1. どちらも水に溶けないため普通の泡消火剤が有効である
  2. メタノールは毒性が強く、エタノールより注意を要する
  3. 引火点はいずれも100度を超え、常温では引火しない
  4. 炎は明るく大きいため、昼間でも容易に確認できる
こたえを見る

正解: 2. メタノールは毒性が強く、エタノールより注意を要する

正解は2。メタノールは毒性が強く飲むと失明の危険があります。両者とも水によく溶けるため水溶性液体用泡消火剤を用い、引火点は常温付近(約11〜13度)、炎は薄く昼間は見えにくいので、他の選択肢はすべて誤りです。

栗原せな、黒崎サニーが屋内プールで水泳リレーを楽しむ様子

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