灯油・軽油という最も身近な燃料が入る第2石油類。既に概要は学びましたが、灯油・軽油の性状の違いと、水溶性の酢酸を加えてさらに詳しく整理します。
灯油と軽油って、見た目は似ていますけど何が違うんですかぁ?
どちらも第2石油類で引火点21度以上70度未満。灯油は引火点約40度以上、軽油は約45度以上よ。
常温では引火しにくいけれど、加熱されると一気に危険になるの。
どちらも非水溶性で水より軽く、指定数量は1000Lです。
灯油はストーブや暖房に、軽油はディーゼルエンジンの燃料に使われます。
無色〜淡黄色で、性状はよく似ていますね。
常温で引火しにくいなら、そんなに怖くないんじゃないの?
油断は禁物よ。
引火点以上に温めれば激しく燃えるし、霧状(噴霧)にしたり布にしみ込ませると、引火点より低い温度でも引火しやすくなるの。
ストーブの給油ミスによる火災も、これが原因なのよ。
さらに注意すべきが混油です。
灯油にガソリンが混ざると引火点が下がり、灯油であってもガソリン並みに危険になります。
灯油とガソリンの取り違えは絶対に避けなければなりません。
第2石油類にも水溶性のものはあるんですかぁ?
あるわ。酢酸(お酢の成分)が代表的な水溶性の第2石油類なの。
水溶性だから指定数量は2000Lで、消火には水溶性液体用泡が必要よ。
金属を腐食させる点も特徴ね。
灯油40度・軽油45度・非水溶性1000L、霧状と混油に注意、酢酸は水溶性2000L!
第2石油類がくっきりしたよ。
そのとおり。
加熱・霧状・混油という『急に危険になる条件』を、確実に押さえておきましょう。
確認クイズ
第2石油類に関する記述として、誤っているものはどれか。
- 灯油・軽油は常温では引火しにくいが加熱すると危険になる
- 灯油を霧状にすると引火しにくくなり安全である
- 灯油にガソリンが混入すると引火点が下がり危険になる
- 酢酸は水溶性で指定数量は2000Lである
こたえを見る
正解: 2. 灯油を霧状にすると引火しにくくなり安全である
正解は2(誤っているもの)。灯油を霧状にすると表面積が増え、引火点より低い温度でも引火しやすくなり、かえって危険です。1の加熱による危険、3の混油、4の酢酸の水溶性・指定数量はいずれも正しい記述です。