第2石油類の詳細 — 灯油・軽油・酢酸

灯油と軽油の引火点の違い、加熱・霧状・混油で急に危険になる条件、水溶性の酢酸まで第2石油類を深掘りします。

編集・検証: 危険物乙4スタディ編集部 公式情報: 消防試験研究センター公式サイト 制作・検証方針

灯油・軽油という最も身近な燃料が入る第2石油類。既に概要は学びましたが、灯油・軽油の性状の違いと、水溶性の酢酸を加えてさらに詳しく整理します。

麦倉 ふわり(普段) 麦倉 ふわり

灯油と軽油って、見た目は似ていますけど何が違うんですかぁ?

緑川 カナ 先生(笑顔) 緑川 カナ 先生

どちらも第2石油類で引火点21度以上70度未満。灯油は引火点約40度以上、軽油は約45度以上よ。
常温では引火しにくいけれど、加熱されると一気に危険になるの。

栗原 せな(普段) 栗原 せな

どちらも非水溶性で水より軽く、指定数量は1000Lです。
灯油はストーブや暖房に、軽油はディーゼルエンジンの燃料に使われます。
無色〜淡黄色で、性状はよく似ていますね。

黒崎 サニー(普段) 黒崎 サニー

常温で引火しにくいなら、そんなに怖くないんじゃないの?

緑川 カナ 先生(しょんぼり) 緑川 カナ 先生

油断は禁物よ。
引火点以上に温めれば激しく燃えるし、霧状(噴霧)にしたり布にしみ込ませると、引火点より低い温度でも引火しやすくなるの。
ストーブの給油ミスによる火災も、これが原因なのよ。

栗原 せな(普段) 栗原 せな

さらに注意すべきが混油です。
灯油にガソリンが混ざると引火点が下がり、灯油であってもガソリン並みに危険になります。
灯油とガソリンの取り違えは絶対に避けなければなりません。

麦倉 ふわり(普段) 麦倉 ふわり

第2石油類にも水溶性のものはあるんですかぁ?

緑川 カナ 先生(普段) 緑川 カナ 先生

あるわ。酢酸(お酢の成分)が代表的な水溶性の第2石油類なの。
水溶性だから指定数量は2000Lで、消火には水溶性液体用泡が必要よ。
金属を腐食させる点も特徴ね。

黒崎 サニー(笑い) 黒崎 サニー

灯油40度・軽油45度・非水溶性1000L、霧状と混油に注意、酢酸は水溶性2000L!
第2石油類がくっきりしたよ。

緑川 カナ 先生(笑顔) 緑川 カナ 先生

そのとおり。
加熱・霧状・混油という『急に危険になる条件』を、確実に押さえておきましょう。

確認クイズ

第2石油類に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. 灯油・軽油は常温では引火しにくいが加熱すると危険になる
  2. 灯油を霧状にすると引火しにくくなり安全である
  3. 灯油にガソリンが混入すると引火点が下がり危険になる
  4. 酢酸は水溶性で指定数量は2000Lである
こたえを見る

正解: 2. 灯油を霧状にすると引火しにくくなり安全である

正解は2(誤っているもの)。灯油を霧状にすると表面積が増え、引火点より低い温度でも引火しやすくなり、かえって危険です。1の加熱による危険、3の混油、4の酢酸の水溶性・指定数量はいずれも正しい記述です。

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