第1石油類の主要品目 — ベンゼン・トルエン・アセトン

ベンゼン・トルエンの非水溶性と毒性、アセトンの水溶性・指定数量400L・専用泡など、第1石油類の重要品目を整理します。

編集・検証: 危険物乙4スタディ編集部 公式情報: 消防試験研究センター公式サイト 制作・検証方針

第1石油類にはガソリン以外にも重要品目があります。ベンゼン・トルエン・アセトンは、水溶性の有無や毒性で性質が分かれ、出題も多い品目です。

麦倉 ふわり(普段) 麦倉 ふわり

第1石油類にはガソリン以外に、どんなものがあるんですかぁ?

緑川 カナ 先生(笑顔) 緑川 カナ 先生

代表はベンゼン・トルエン・アセトンよ。
いずれも引火点21度未満で、常温で引火する蒸気を出すの。
工業でよく使われる溶剤ね。

栗原 せな(普段) 栗原 せな

ベンゼンは引火点約マイナス11度で、水に溶けない非水溶性。
芳香がありますが蒸気には強い毒性(発がん性)があり、吸入は危険です。トルエンもベンゼンに似た非水溶性で、引火点約4度です。

黒崎 サニー(普段) 黒崎 サニー

ベンゼンは毒性が強いんだね。
アセトンはどうなの?

緑川 カナ 先生(普段) 緑川 カナ 先生

アセトンは引火点約マイナス20度で、これは水溶性なの。
水にも有機溶媒にもよく溶けて、除光液などに使われるわ。
水溶性だから、指定数量は非水溶性の200Lではなく400Lよ。

麦倉 ふわり(普段) 麦倉 ふわり

水に溶けると消火のときに注意がいるんでしたよね?

栗原 せな(普段) 栗原 せな

はい。アセトンのような水溶性液体の火災では、ふつうの泡は溶けて消えてしまうため、水溶性液体用泡(耐アルコール泡)を使います。
ベンゼン・トルエンは非水溶性なので、ふつうの泡でも消火できます。

緑川 カナ 先生(笑顔) 緑川 カナ 先生

整理すると、ベンゼン・トルエンは非水溶性で毒性に注意、アセトンは水溶性で専用泡が必要、というのが第1石油類の要点よ。
いずれも蒸気は空気より重く、静電気に注意ね。

黒崎 サニー(笑い) 黒崎 サニー

ベンゼンは毒性・非水溶性、トルエンも非水溶性、アセトンは水溶性で指定数量400L・専用泡!
ガソリンとあわせて第1石油類が完成だね。

緑川 カナ 先生(笑顔) 緑川 カナ 先生

よくまとまったわ。
水溶性か非水溶性かで消火剤と指定数量が変わる点を、しっかり結びつけておきましょう。

確認クイズ

第1石油類の品目に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. アセトンは非水溶性で指定数量は200Lである
  2. アセトンは水溶性で指定数量は400Lである
  3. ベンゼンは水によく溶ける水溶性液体である
  4. トルエンは引火点が200度を超える
こたえを見る

正解: 2. アセトンは水溶性で指定数量は400Lである

正解は2。アセトンは水溶性で指定数量は400Lです。よって非水溶性・200Lとする1は誤り。ベンゼンは非水溶性なので3は誤り。トルエンは引火点約4度(21度未満)で第1石油類なので4も誤りです。

栗原せな、黒崎サニーが部室で協力ゲームを楽しむ様子

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