第1石油類にはガソリン以外にも重要品目があります。ベンゼン・トルエン・アセトンは、水溶性の有無や毒性で性質が分かれ、出題も多い品目です。
第1石油類にはガソリン以外に、どんなものがあるんですかぁ?
代表はベンゼン・トルエン・アセトンよ。
いずれも引火点21度未満で、常温で引火する蒸気を出すの。
工業でよく使われる溶剤ね。
ベンゼンは引火点約マイナス11度で、水に溶けない非水溶性。
芳香がありますが蒸気には強い毒性(発がん性)があり、吸入は危険です。トルエンもベンゼンに似た非水溶性で、引火点約4度です。
ベンゼンは毒性が強いんだね。
アセトンはどうなの?
アセトンは引火点約マイナス20度で、これは水溶性なの。
水にも有機溶媒にもよく溶けて、除光液などに使われるわ。
水溶性だから、指定数量は非水溶性の200Lではなく400Lよ。
水に溶けると消火のときに注意がいるんでしたよね?
はい。アセトンのような水溶性液体の火災では、ふつうの泡は溶けて消えてしまうため、水溶性液体用泡(耐アルコール泡)を使います。
ベンゼン・トルエンは非水溶性なので、ふつうの泡でも消火できます。
整理すると、ベンゼン・トルエンは非水溶性で毒性に注意、アセトンは水溶性で専用泡が必要、というのが第1石油類の要点よ。
いずれも蒸気は空気より重く、静電気に注意ね。
ベンゼンは毒性・非水溶性、トルエンも非水溶性、アセトンは水溶性で指定数量400L・専用泡!
ガソリンとあわせて第1石油類が完成だね。
よくまとまったわ。
水溶性か非水溶性かで消火剤と指定数量が変わる点を、しっかり結びつけておきましょう。
確認クイズ
第1石油類の品目に関する記述として、正しいものはどれか。
- アセトンは非水溶性で指定数量は200Lである
- アセトンは水溶性で指定数量は400Lである
- ベンゼンは水によく溶ける水溶性液体である
- トルエンは引火点が200度を超える
こたえを見る
正解: 2. アセトンは水溶性で指定数量は400Lである
正解は2。アセトンは水溶性で指定数量は400Lです。よって非水溶性・200Lとする1は誤り。ベンゼンは非水溶性なので3は誤り。トルエンは引火点約4度(21度未満)で第1石油類なので4も誤りです。