第4類で最も身近で、事故も多いのがガソリンです。第1石油類の代表として、その性状と取扱い上の注意を、単独で深く掘り下げます。
ガソリンって毎日ニュースで見るくらい身近だけど、危険物としてはどのくらい危ないの?
とても危険よ。ガソリンは第1石油類で、引火点はマイナス40度以下。
真冬でも余裕で引火する蒸気を出しているの。発火点は約300度、燃焼範囲は約1.4〜7.6%と、少しの蒸気でも燃えるわ。
ガソリンってオレンジ色ですよね?
あれには意味があるんですかぁ?
あります。
灯油などと見分けやすくするため、自動車用ガソリンはオレンジ色に着色されています。
無色透明だと灯油と取り違える危険があるためですね。
それとガソリンの比重は0.65〜0.75ほどで水より軽く、水に溶けない非水溶性。
だから水をかけると浮いて燃え広がるの。
蒸気比重は3〜4と空気より重く、低い所にたまるわ。
水より軽くて、蒸気は空気より重い…第4類の性質そのものだね。
取扱いで一番気をつけることは?
静電気です。
ガソリンは電気の不良導体なので、給油や注入で流れると静電気がたまり、その火花が着火源になります。
容器や配管を接地(アース)し、給油はゆっくり行うことが重要です。
消火は窒息消火が基本で、泡・二酸化炭素・粉末が有効ね。
ガソリンは非水溶性だから、ふつうの泡でも消火できるわ。
給油中は火気厳禁・エンジン停止も忘れずに。
引火点マイナス40度・発火点300度・オレンジ色・水より軽い・蒸気は重い・静電気に注意!
ガソリンの要点はバッチリだ。
その調子。
身近だからこそ、数値と注意点を正確に押さえておきましょう。
確認クイズ
ガソリンの性状として、誤っているものはどれか。
- 引火点はマイナス40度以下で冬でも引火する
- 比重は1より大きく水に沈む
- 蒸気は空気より重く低い所にたまりやすい
- 電気の不良導体で静電気がたまりやすい
こたえを見る
正解: 2. 比重は1より大きく水に沈む
正解は2(誤っているもの)。ガソリンの比重は0.65〜0.75ほどで1より小さく、水に浮きます(沈みません)。1の引火点、3の蒸気の性質、4の静電気の帯びやすさはいずれもガソリンの正しい性状です。