燃焼が急激に進むと爆発になります。可燃性蒸気やガス、粉じんが引き起こす爆発のしくみを知ることは、第4類の蒸気の危険を理解するうえで欠かせません。
爆発って、燃焼とは別のものなんですかぁ?
別ものではなくて、爆発は燃焼などの反応が非常に急激に進み、大量の熱と気体が一瞬で発生して圧力が急上昇する現象なの。
燃焼の激しいバージョンと考えるといいわ。
第4類の蒸気も爆発するの?
します。
可燃性の蒸気やガスが空気と混ざり、その濃度が燃焼範囲(爆発範囲)にあるときに火源があると、一気に燃え広がってガス爆発を起こします。
閉じた空間だと圧力が逃げず被害が大きくなります。
燃焼範囲って、濃すぎても薄すぎてもダメなんでしたよね?
そうよ。
蒸気が薄すぎても濃すぎても燃えないの。
ちょうどよい濃さ、つまり燃焼範囲の中にあるときだけ着火して爆発するの。
だから蒸気をためないことが爆発防止の基本なのよ。
ほかにも爆発の種類ってあるの?
あります。
細かい可燃性の粉が空気中に舞い、着火して爆発する粉じん爆発もあります。
小麦粉や金属粉、木粉などで起こります。
粉は表面積が大きく燃えやすいので危険です。
第5類のような自己反応性物質は、外から酸素をもらわなくても分子内の酸素で急激に分解して爆発することもあるわ。
爆発にもいろいろな原因があるのよ。
ガス爆発は燃焼範囲の蒸気、粉じん爆発は舞った粉!
蒸気をためないのが第4類の爆発予防だね。
そのとおり。
爆発の種類と、燃焼範囲との関係を押さえておきましょう。
確認クイズ
爆発に関する記述として、誤っているものはどれか。
- 可燃性蒸気が燃焼範囲にあるとき火源があると爆発することがある
- 空気中に舞った可燃性の粉じんが爆発することがある
- 可燃性蒸気は濃度が高いほど必ず激しく爆発する
- 爆発は燃焼などの反応が急激に進む現象である
こたえを見る
正解: 3. 可燃性蒸気は濃度が高いほど必ず激しく爆発する
正解は3(誤っているもの)。可燃性蒸気は燃焼範囲より濃すぎると燃えず、爆発しません。『濃度が高いほど必ず激しく爆発する』は誤りです。1のガス爆発、2の粉じん爆発、4の爆発の定義はいずれも正しい記述です。