危険物の蒸気も気体の一種です。温度が上がると気体はどう変化するのか。ボイルの法則・シャルルの法則で、気体の体積・圧力・温度の関係をつかみましょう。
気体って、あたためると膨らむよね?
それってなにか法則があるの?
あるわよ。
まず温度を一定にしたとき、気体の体積は圧力に反比例するの。
これがボイルの法則よ。
押して圧力を2倍にすると、体積は半分になるの。
ぎゅっと押すと小さくなるってことですねぇ。
じゃあ温めるとどうなるんですかぁ?
圧力を一定にしたとき、気体の体積は絶対温度に比例します。
これがシャルルの法則です。
温度が上がると体積が増える、という関係ですね。
絶対温度って、ふつうのセ氏温度とは違うの?
違うのよ。絶対温度(単位はケルビン、K)は、セ氏温度に273を足したものなの。
0度Cは約273K、というふうにね。
気体の法則を計算するときは、必ず絶対温度を使うのがポイントよ。
ボイルとシャルルを合わせると、気体の体積は圧力に反比例し絶対温度に比例する、というボイル・シャルルの法則になります。
温度・圧力・体積の3つが絡む問題はこれで解けますね。
危険物とはどうつながるんですかぁ?
たとえば密閉した容器に液体の危険物をいっぱいに詰めると、温度が上がったとき液も蒸気も膨張して、容器が破損する危険があるの。
だから容器には必ず空間を残すのよ。
気体の膨張を理解すると、貯蔵の注意点も腑に落ちるわ。
ボイルは圧力に反比例、シャルルは絶対温度に比例、計算はケルビンで!
温めると膨らむのにはちゃんと理由があったんだね。
そのとおり。
法則の名前と比例・反比例の関係、絶対温度を使うことをセットで覚えておきましょう。
確認クイズ
気体の性質に関する記述として、正しいものはどれか。
- 温度一定のとき、気体の体積は圧力に比例する
- 圧力一定のとき、気体の体積は絶対温度に比例する
- 絶対温度はセ氏温度から273を引いた値である
- 気体は温度を上げても体積は変化しない
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正解: 2. 圧力一定のとき、気体の体積は絶対温度に比例する
正解は2。圧力一定では気体の体積は絶対温度に比例します(シャルルの法則)。温度一定では体積は圧力に反比例(ボイルの法則)なので1は誤り。絶対温度はセ氏温度に273を足す値なので3も誤り。温度上昇で気体は膨張するため4も誤りです。