有機化合物と無機化合物

炭素を含む有機化合物と無機化合物の違い、有機化合物が燃えやすい理由を第4類の危険性と結びつけて整理します。

編集・検証: 危険物乙4スタディ編集部 公式情報: 消防試験研究センター公式サイト 制作・検証方針

第4類危険物のほとんどは炭素を含む有機化合物です。有機化合物と無機化合物の違いと、有機化合物に共通する性質を知ると、第4類の危険性が理解しやすくなります。

黒崎 サニー(普段) 黒崎 サニー

ガソリンとかアルコールって『有機』ってよく言うよね。
有機化合物ってなに?

緑川 カナ 先生(笑顔) 緑川 カナ 先生

有機化合物は、炭素(C)を骨格にもつ化合物のことよ。
ガソリン、灯油、アルコール、アセトン…第4類はほとんどが有機化合物なの。
それ以外を無機化合物というわ。

麦倉 ふわり(普段) 麦倉 ふわり

炭素を含んでいるかどうかで分けるんですねぇ。
有機化合物には共通の性質があるんですかぁ?

栗原 せな(普段) 栗原 せな

あります。
有機化合物の多くは燃えやすく、燃えると二酸化炭素と水になります。
また一般に水に溶けにくく、有機溶媒には溶けやすい傾向があります。
さらに融点・沸点が比較的低いものが多いですね。

黒崎 サニー(笑い) 黒崎 サニー

燃えやすい、水に溶けにくい、沸点が低め…まさに第4類の性質そのものだね!

緑川 カナ 先生(普段) 緑川 カナ 先生

そうなの。
有機化合物は炭素と水素が主成分だから、酸素と結びついてよく燃えるの。
だから引火性液体のほとんどが有機化合物なのよ。
ただし、アルコールやアセトンのように水に溶ける有機化合物もあるから、『すべて水に溶けない』と決めつけないでね。

栗原 せな(普段) 栗原 せな

補足すると、有機化合物は分子どうしの結びつきなので電気を通しにくい(不良導体)ものが多く、静電気がたまりやすい点も第4類の危険性につながります。

麦倉 ふわり(普段) 麦倉 ふわり

無機化合物のほうは、どんなものなんですかぁ?

緑川 カナ 先生(笑顔) 緑川 カナ 先生

食塩や金属、水、二酸化炭素などが無機化合物ね。
一般に燃えにくく、融点・沸点が高いものが多いの。
有機化合物と対照的な性質と覚えておきましょう。

黒崎 サニー(笑い) 黒崎 サニー

有機=炭素を含む・燃えやすい・沸点低め・電気通しにくい。
第4類の危険性がぜんぶつながったよ!

緑川 カナ 先生(笑顔) 緑川 カナ 先生

その理解があれば、各品目の性質もスムーズに頭に入るわ。

確認クイズ

有機化合物に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. 炭素を骨格にもつ化合物である
  2. 一般に燃えにくく、融点・沸点が高い
  3. 燃えると二酸化炭素と水を生じるものが多い
  4. 第4類危険物のほとんどは有機化合物である
こたえを見る

正解: 2. 一般に燃えにくく、融点・沸点が高い

正解は2(誤っているもの)。有機化合物は一般に燃えやすく、融点・沸点が比較的低いものが多いです。『燃えにくく融点・沸点が高い』のは無機化合物の傾向です。1・3・4はいずれも有機化合物の正しい特徴です。

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