第4類危険物のほとんどは炭素を含む有機化合物です。有機化合物と無機化合物の違いと、有機化合物に共通する性質を知ると、第4類の危険性が理解しやすくなります。
ガソリンとかアルコールって『有機』ってよく言うよね。
有機化合物ってなに?
有機化合物は、炭素(C)を骨格にもつ化合物のことよ。
ガソリン、灯油、アルコール、アセトン…第4類はほとんどが有機化合物なの。
それ以外を無機化合物というわ。
炭素を含んでいるかどうかで分けるんですねぇ。
有機化合物には共通の性質があるんですかぁ?
あります。
有機化合物の多くは燃えやすく、燃えると二酸化炭素と水になります。
また一般に水に溶けにくく、有機溶媒には溶けやすい傾向があります。
さらに融点・沸点が比較的低いものが多いですね。
燃えやすい、水に溶けにくい、沸点が低め…まさに第4類の性質そのものだね!
そうなの。
有機化合物は炭素と水素が主成分だから、酸素と結びついてよく燃えるの。
だから引火性液体のほとんどが有機化合物なのよ。
ただし、アルコールやアセトンのように水に溶ける有機化合物もあるから、『すべて水に溶けない』と決めつけないでね。
補足すると、有機化合物は分子どうしの結びつきなので電気を通しにくい(不良導体)ものが多く、静電気がたまりやすい点も第4類の危険性につながります。
無機化合物のほうは、どんなものなんですかぁ?
食塩や金属、水、二酸化炭素などが無機化合物ね。
一般に燃えにくく、融点・沸点が高いものが多いの。
有機化合物と対照的な性質と覚えておきましょう。
有機=炭素を含む・燃えやすい・沸点低め・電気通しにくい。
第4類の危険性がぜんぶつながったよ!
その理解があれば、各品目の性質もスムーズに頭に入るわ。
確認クイズ
有機化合物に関する記述として、誤っているものはどれか。
- 炭素を骨格にもつ化合物である
- 一般に燃えにくく、融点・沸点が高い
- 燃えると二酸化炭素と水を生じるものが多い
- 第4類危険物のほとんどは有機化合物である
こたえを見る
正解: 2. 一般に燃えにくく、融点・沸点が高い
正解は2(誤っているもの)。有機化合物は一般に燃えやすく、融点・沸点が比較的低いものが多いです。『燃えにくく融点・沸点が高い』のは無機化合物の傾向です。1・3・4はいずれも有機化合物の正しい特徴です。