指定数量と指定数量の倍数

危険物規制の基準となる指定数量と、複数品目を合算する倍数の計算方法を学びます。

編集・検証: 危険物乙4スタディ編集部 公式情報: 消防試験研究センター公式サイト 制作・検証方針

危険物の規制は「量」で線引きされます。まずはその物差しになる指定数量から押さえましょう。

黒崎 サニー(普段) 黒崎 サニー

先生、ガソリンって何リットルから危ないって扱いになるの?

緑川 カナ 先生(笑顔) 緑川 カナ 先生

いい質問ね。
その基準になるのが指定数量なのよ。
危険物ごとに『これ以上まとめて置くなら法律で規制しますよ』という量が決められているの。

栗原 せな(普段) 栗原 せな

補足すると、指定数量は危険性が高い物ほど小さく設定されていますね。
危ないものほど少量でも規制対象になる、という考え方です。

緑川 カナ 先生(普段) 緑川 カナ 先生

そのとおり。
乙4でよく出るのは第4類ね。特殊引火物は50L、第1石油類のガソリンは非水溶性で200Lよ。

麦倉 ふわり(普段) 麦倉 ふわり

うぅ〜ん…ガソリンが200リットルで、灯油はどのくらいなんですかぁ?

緑川 カナ 先生(笑顔) 緑川 カナ 先生

灯油や軽油は第2石油類の非水溶性で1000Lね。
アルコール類は400L、重油などの第3石油類は非水溶性で2000L、第4石油類は6000Lよ。

黒崎 サニー(笑い) 黒崎 サニー

要は、燃えやすい順に数字が小さいってこと?

緑川 カナ 先生(笑顔) 緑川 カナ 先生

その感覚でだいたい合っているわ。
引火点が低いほど危険で、指定数量も小さくなる傾向ね。

栗原 せな(普段) 栗原 せな

そして重要なのが指定数量の倍数です。
『実際の貯蔵量 ÷ 指定数量』で計算します。

麦倉 ふわり(普段) 麦倉 ふわり

たとえばガソリンを400リットル置いたら…200で割って、2倍ってことですかぁ?

緑川 カナ 先生(笑顔) 緑川 カナ 先生

ちょうどそうよ。
倍数が1以上になると、消防法による規制を受ける危険物施設として許可が必要になるの。

栗原 せな(普段) 栗原 せな

複数の危険物を同じ場所に置くときは、それぞれの倍数を足し合わせます。
合計が1以上なら規制対象です。

黒崎 サニー(びっくり) 黒崎 サニー

ガソリン100L(0.5倍)と灯油500L(0.5倍)なら、足して1倍でアウトってことか!

緑川 カナ 先生(笑顔) 緑川 カナ 先生

よく理解できているわね。
倍数が1未満の少量は市町村条例で扱う、と覚えておきましょう。

確認クイズ

ガソリン(指定数量200L)を300Lと、灯油(指定数量1000L)を500L同一場所で貯蔵する場合の指定数量の倍数はいくつか。

  1. 1.0倍
  2. 1.5倍
  3. 2.0倍
  4. 2.5倍
こたえを見る

正解: 3. 2.0倍

正解は2.0倍。ガソリンは300÷200=1.5倍、灯油は500÷1000=0.5倍で、複数品目は倍数を合計するため1.5+0.5=2.0倍。選択肢1や1.5は片方だけを数えた誤り、2.5は計算違いです。

麦倉ふわり、黒崎サニーが調理室でカップケーキ作りを楽しむ様子

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