危険物施設には、規模や危険性に応じて消火設備を設けなければなりません。消火設備は第1種から第5種に区分され、必要な能力は『所要単位』という物差しで計算します。
危険物施設の消火設備って、消火器を置いておけばいいだけじゃないんですかぁ?
施設の規模で必要なものが変わるのよ。
消火設備は第1種から第5種まで5つに区分されているの。
第1種が屋内・屋外消火栓設備、第2種がスプリンクラー設備ね。
第3種は水噴霧・泡・不活性ガス・粉末などの固定式消火設備、第4種は大型消火器、第5種は小型消火器や乾燥砂などです。
番号が小さいほど大規模・固定式と覚えるとよいですね。
5種類もあるんだ。
どれをどれだけ置けばいいかは、どうやって決めるの?
そこで使うのが所要単位という考え方なの。
建物や危険物の量を単位に換算して、その所要単位を満たすだけの消火能力を備える、という仕組みよ。
所要単位って、どうやって数えるんですかぁ?
危険物については指定数量の10倍を1所要単位とします。
建物は構造(耐火か否か)と面積で単位が決まります。
危険物が多いほど、必要な消火能力も大きくなる仕組みですね。
そして消火器には、火災の種類ごとに消せる能力を表す『能力単位』があるの。
所要単位に対して、能力単位の合計が足りるように設備を配置するのよ。
指定数量の10倍で1所要単位!
これは計算問題で出そうだね。
第4種は大型、第5種は小型ってのもごっちゃにしないようにしなきゃ。
そのとおり。
区分と番号、それに所要単位の数え方をしっかり整理しておきましょう。
確認クイズ
危険物に対する所要単位の考え方として、正しいものはどれか。
- 指定数量の1倍を1所要単位とする
- 指定数量の10倍を1所要単位とする
- 指定数量の100倍を1所要単位とする
- 危険物の量にかかわらず一律1所要単位とする
こたえを見る
正解: 2. 指定数量の10倍を1所要単位とする
正解は2。危険物については指定数量の10倍が1所要単位です。したがって指定数量の10倍を1所要単位とする2が正しく、1倍・100倍・一律とする他の選択肢は誤りです。