給油取扱所の基準 — ガソリンスタンドのルール

給油空地・専用タンク・防火塀・セルフの監視まで、給油取扱所独自の技術基準を整理します。

編集・検証: 危険物乙4スタディ編集部 公式情報: 消防試験研究センター公式サイト 制作・検証方針

取扱所の中でも最も身近なのがガソリンスタンド、すなわち給油取扱所です。不特定多数の人が出入りする施設だけに、独自の細かい基準が定められています。乙4でも頻出のテーマです。

黒崎 サニー(普段) 黒崎 サニー

ガソリンスタンドって給油取扱所だよね。
特別なルールがあるって聞いたけど、どんなの?

緑川 カナ 先生(笑顔) 緑川 カナ 先生

そうね。
給油取扱所には、自動車に安全に給油するための給油空地という決まりがあるの。
固定給油設備のまわりに、間口10メートル以上・奥行6メートル以上の空地を設けるのよ。

麦倉 ふわり(普段) 麦倉 ふわり

けっこう広い場所が必要なんですねぇ。
その空地って何のためにあるんですかぁ?

栗原 せな(普段) 栗原 せな

給油や自動車の出入りを安全に行うための空間です。
地盤面はまわりより高くし、コンクリートなどで舗装します。
漏れた危険物が浸透しないようにし、排水溝と油分離装置で外へ流れ出ないようにするのですね。

緑川 カナ 先生(普段) 緑川 カナ 先生

そのとおり。
それから給油取扱所には、地下タンクとして専用タンクや廃油タンクを設けるの。
ガソリンなどの在庫を地下に貯蔵するのよ。

黒崎 サニー(普段) 黒崎 サニー

地上にドラム缶を並べるんじゃなくて、地下タンクなんだね。
建物とかはどうなってるの?

緑川 カナ 先生(普段) 緑川 カナ 先生

給油取扱所には、事務所や店舗などの建築物を設けられるけれど、用途は制限されているの。
給油に関係のない遊技場などは認められないわ。
そして建物のまわりには火災を防ぐための防火塀を設けるのよ。

栗原 せな(普段) 栗原 せな

補足すると、固定給油設備と道路境界線・敷地境界線・建築物の壁との間には、それぞれ必要な距離が定められています。
給油中の車と周囲を安全に隔てるためですね。

麦倉 ふわり(普段) 麦倉 ふわり

セルフのスタンドもよく見ますけど、あれも同じ給油取扱所なんですかぁ?

緑川 カナ 先生(普段) 緑川 カナ 先生

そう、顧客が自ら給油する顧客用固定給油設備のあるものを『顧客に自ら給油等をさせる給油取扱所(セルフ)』というの。
制御卓で従業員が監視し、危険物取扱者の資格を持つ人が常駐して制御することが必要よ。

黒崎 サニー(笑い) 黒崎 サニー

なるほど。
給油空地・地下の専用タンク・防火塀・セルフの監視…このあたりが給油取扱所のポイントだね!

緑川 カナ 先生(笑顔) 緑川 カナ 先生

よくまとまったわ。
人が多く集まる施設だからこそ、基準を丁寧に押さえておきましょう。

確認クイズ

給油取扱所の基準に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. 固定給油設備のまわりに間口10m以上・奥行6m以上の給油空地を設ける
  2. 給油空地は雨水がしみこむよう未舗装のままとする
  3. ガソリン等は地下の専用タンクに貯蔵する
  4. 漏れた危険物が流れ出ないよう排水溝と油分離装置を設ける
こたえを見る

正解: 2. 給油空地は雨水がしみこむよう未舗装のままとする

正解は2(誤っているもの)。給油空地はコンクリート等で舗装し、漏れた危険物が地下に浸透しないようにします。未舗装ではありません。1の給油空地の広さ、3の地下専用タンク貯蔵、4の排水溝・油分離装置はいずれも正しい基準です。

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