危険物保安統括管理者と危険物保安員

保安統括管理者と保安員の役割・選任基準・免状の要否を保安監督者と対比して整理します。

編集・検証: 危険物乙4スタディ編集部 公式情報: 消防試験研究センター公式サイト 制作・検証方針

大きな事業所には「保安統括管理者」、施設には「保安員」という役職があります。保安監督者と混同しやすいので、役割の違いを整理します。

黒崎 サニー(びっくり) 黒崎 サニー

保安監督者は分かったけど、統括管理者とか保安員とか、似た名前がまた出てきた!
全部同じじゃないの?

緑川 カナ 先生(笑顔) 緑川 カナ 先生

別々の役職なのよ。危険物保安統括管理者は、大量の第4類危険物を扱う事業所全体の保安をまとめて管理する人。
組織全体を見る、いちばん上の役ね。

栗原 せな(普段) 栗原 せな

補足すると、選任が必要になるのは、指定数量の3000倍以上の第4類危険物を扱う事業所などです。
事業所単位で見る、規模の大きな話ですね。

麦倉 ふわり(普段) 麦倉 ふわり

うぅ〜ん、統括管理者になるには特別な免状が要るんですかぁ?

緑川 カナ 先生(普段) 緑川 カナ 先生

ここが意外なポイント。危険物保安統括管理者には危険物取扱者の免状は不要なの。
事業所の運営を統括できる立場の人、たとえば工場長などが就くのよ。

黒崎 サニー(びっくり) 黒崎 サニー

えっ、免状いらないんだ!?
保安のトップなのに?

栗原 せな(普段) 栗原 せな

はい。
統括管理者は技術者というより、組織を動かす管理職の位置づけだからです。
一方で次の保安員は、より現場寄りの役割になります。

麦倉 ふわり(普段) 麦倉 ふわり

じゃあ危険物保安員は、どんな人なんですかぁ?

緑川 カナ 先生(普段) 緑川 カナ 先生

危険物施設保安員は、保安監督者の下で、施設の保守や点検といった実務を補佐する人。
監督者を助けて、機器の整備や定期点検などを担うのよ。

黒崎 サニー(普段) 黒崎 サニー

保安員も免状が要るのかな?

栗原 せな(普段) 栗原 せな

そこも引っかけです。危険物施設保安員にも危険物取扱者の免状は必須ではありません。
実務を担いますが、免状要件は課されていないんですね。

麦倉 ふわり(しょんぼり) 麦倉 ふわり

監督者は免状が要って、統括管理者と保安員は要らない…逆にしちゃいそうですぅ。

緑川 カナ 先生(笑顔) 緑川 カナ 先生

そうなの、そこが混乱しやすいところ。
『免状が要るのは保安監督者だけ』と覚えると整理しやすいわ。
統括管理者と保安員は免状不要よ。

黒崎 サニー(笑い) 黒崎 サニー

上から順に、統括管理者=事業所全体の管理職(免状不要)、監督者=現場の責任者(甲乙+経験)、保安員=補佐役(免状不要)ってことか!

栗原 せな(普段) 栗原 せな

その階層イメージが正確です。
統括管理者と保安員は、選任したら市町村長等へ届け出る点は保安監督者と共通、という枝葉も押さえておきましょう。

麦倉 ふわり(笑顔) 麦倉 ふわり

役職ごとに役割がはっきりすると、こわくないですねぇ。

確認クイズ

危険物保安統括管理者と危険物保安員について、正しいものはどれか。

  1. 両者とも危険物取扱者の免状が必要である
  2. いずれも危険物取扱者の免状は必須ではない
  3. 保安統括管理者だけ免状が必要である
  4. 保安員だけ甲種免状が必要である
こたえを見る

正解: 2. いずれも危険物取扱者の免状は必須ではない

危険物保安統括管理者も危険物施設保安員も、危険物取扱者の免状は必須ではありません。統括管理者は工場長など事業所を統括する立場、保安員は監督者を補佐する立場です。免状が要るのは保安監督者だけと覚えると整理できます。

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