危険物をトラックなどで運ぶ『運搬』には、容器・積み方・組み合わせのルールがあります。移送との違いにも注意です。
危険物をトラックで運ぶのって、ふつうの荷物と同じでいいの?
いいえ、運搬には専用の基準があるのよ。
まず運搬は、指定数量未満でも基準が適用されるのがポイントなの。
重要な区別ですね。
運搬はトラックの荷台に危険物の容器を積んで運ぶこと、移送はタンクローリー(移動タンク貯蔵所)で運ぶことです。
ルールが別です。
容器にはどんな決まりがあるんですかぁ?
運搬容器は材質や強度の基準を満たし、収納口を上に向けて積むのが原則よ。
容器には品名・数量・注意事項などを表示するの。
積み方にもルールがあるって聞いたけど?
あるわ。積載では容器を落下・転倒・破損しないよう積み、危険物によっては直射日光を防ぐため遮光や防水の被覆をするの。
積み重ねは高さ3m以下よ。
そして頻出なのが混載です。
異なる類を同じ車両に積む組み合わせには制限があります。
第4類は、どの類と一緒に積めるんですかぁ?
第4類は第2類・第3類・第5類とは混載できるわ。
逆に第1類・第6類とは混載できないの。
補足すると、この混載制限は指定数量の10分の1以下の少量なら適用されません。
少しだけなら組み合わせ制限がゆるむわけです。
指定数量以上を運ぶときは、標識も要るんだよね?
そう、指定数量以上を運搬する車両には前後に0.3m平方の『危』の標識を掲げるの。
第4類は第2・3・5類とは仲良し、と覚えておきましょう。
確認クイズ
危険物の運搬に関する記述として誤っているものはどれか。
- 運搬の基準は指定数量未満でも適用される
- 第4類は第1類・第6類と混載できる
- 運搬容器の収納口は上に向けて積む
- 指定数量以上を運搬する車両には『危』の標識を掲げる
こたえを見る
正解: 2. 第4類は第1類・第6類と混載できる
正解(誤りの記述)は第4類は第1類・第6類と混載できる。第4類が混載できるのは第2・3・5類で、第1類・第6類とは混載できません。他の3つはいずれも正しい運搬の基準です。