地下タンク貯蔵所と移動タンク貯蔵所の構造

埋設する地下タンクの漏えい検査管、タンクローリーの間仕切りや免状携帯など、両者の構造と共通点を整理します。

編集・検証: 危険物乙4スタディ編集部 公式情報: 消防試験研究センター公式サイト 制作・検証方針

タンク貯蔵所の続きです。地面に埋める地下タンクと、タンクローリーである移動タンク。この2つは保安距離や保有空地が不要という共通点がありますが、構造にはそれぞれ特徴があります。

黒崎 サニー(普段) 黒崎 サニー

地下タンク貯蔵所って、ガソリンスタンドの下に埋まってるやつだよね。
埋めちゃって大丈夫なの?

緑川 カナ 先生(笑顔) 緑川 カナ 先生

地下タンク貯蔵所は、タンクを地盤面下のタンク室に設置するの。
地下は火災や衝撃の影響を受けにくいから、保安距離も保有空地も不要なのよ。

栗原 せな(普段) 栗原 せな

ただし埋まっているぶん、漏れが目で見えにくいのが弱点です。
そこで漏れの点検のための管(漏えい検査管)を設け、定期的に漏れを確認します。

麦倉 ふわり(普段) 麦倉 ふわり

見えないところで漏れてたら怖いですもんねぇ。
移動タンクのほうはどうなんですかぁ?

緑川 カナ 先生(普段) 緑川 カナ 先生

移動タンク貯蔵所はタンクローリーのことね。
車体にタンクを固定して危険物を運ぶの。
走行中に中の液が大きく揺れないよう、タンク内部を仕切る間仕切りや、揺れを抑える防波板を設けるのよ。

黒崎 サニー(普段) 黒崎 サニー

タンクの中が仕切られてるんだ!
液がザブンザブン揺れたら危ないもんね。
ほかにどんな装備があるの?

栗原 せな(普段) 栗原 せな

タンク下部に緊急時の流出を止める底弁、静電気を逃がすための接地導線(アース)、標識などが必要です。
走行中の安全と、事故時の被害を最小にする工夫ですね。

緑川 カナ 先生(普段) 緑川 カナ 先生

移動タンク貯蔵所には、運転者とは別に危険物取扱者が乗車し、免状を携帯することも義務づけられているわ。
ガソリンや灯油をタンクローリーで運ぶには、乙4以上の免状が必要なのよ。

麦倉 ふわり(笑顔) 麦倉 ふわり

地下タンクは漏えい検査管、移動タンクは間仕切りと免状携帯…セットで覚えると忘れにくそうですねぇ。

黒崎 サニー(笑い) 黒崎 サニー

地下も移動も、保安距離・保有空地がいらないってところは共通なんだね!

緑川 カナ 先生(笑顔) 緑川 カナ 先生

そのとおり。
共通点と、それぞれの構造上の工夫を対比して覚えておきましょう。

確認クイズ

地下タンク貯蔵所と移動タンク貯蔵所に共通する事項として、正しいものはどれか。

  1. どちらも保安距離と保有空地が必要である
  2. どちらも保安距離・保有空地は不要である
  3. どちらも防油堤の設置が義務づけられている
  4. どちらもタンク容量は600L以下に制限される
こたえを見る

正解: 2. どちらも保安距離・保有空地は不要である

正解は2。地下タンク貯蔵所も移動タンク貯蔵所も、保安距離・保有空地は不要です。防油堤は屋外タンク貯蔵所のものなので3は誤り。600L制限は簡易タンク貯蔵所のものなので4も誤り。1は『必要』としており誤りです。

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