タンク貯蔵所の続きです。地面に埋める地下タンクと、タンクローリーである移動タンク。この2つは保安距離や保有空地が不要という共通点がありますが、構造にはそれぞれ特徴があります。
地下タンク貯蔵所って、ガソリンスタンドの下に埋まってるやつだよね。
埋めちゃって大丈夫なの?
地下タンク貯蔵所は、タンクを地盤面下のタンク室に設置するの。
地下は火災や衝撃の影響を受けにくいから、保安距離も保有空地も不要なのよ。
ただし埋まっているぶん、漏れが目で見えにくいのが弱点です。
そこで漏れの点検のための管(漏えい検査管)を設け、定期的に漏れを確認します。
見えないところで漏れてたら怖いですもんねぇ。
移動タンクのほうはどうなんですかぁ?
移動タンク貯蔵所はタンクローリーのことね。
車体にタンクを固定して危険物を運ぶの。
走行中に中の液が大きく揺れないよう、タンク内部を仕切る間仕切りや、揺れを抑える防波板を設けるのよ。
タンクの中が仕切られてるんだ!
液がザブンザブン揺れたら危ないもんね。
ほかにどんな装備があるの?
タンク下部に緊急時の流出を止める底弁、静電気を逃がすための接地導線(アース)、標識などが必要です。
走行中の安全と、事故時の被害を最小にする工夫ですね。
移動タンク貯蔵所には、運転者とは別に危険物取扱者が乗車し、免状を携帯することも義務づけられているわ。
ガソリンや灯油をタンクローリーで運ぶには、乙4以上の免状が必要なのよ。
地下タンクは漏えい検査管、移動タンクは間仕切りと免状携帯…セットで覚えると忘れにくそうですねぇ。
地下も移動も、保安距離・保有空地がいらないってところは共通なんだね!
そのとおり。
共通点と、それぞれの構造上の工夫を対比して覚えておきましょう。
確認クイズ
地下タンク貯蔵所と移動タンク貯蔵所に共通する事項として、正しいものはどれか。
- どちらも保安距離と保有空地が必要である
- どちらも保安距離・保有空地は不要である
- どちらも防油堤の設置が義務づけられている
- どちらもタンク容量は600L以下に制限される
こたえを見る
正解: 2. どちらも保安距離・保有空地は不要である
正解は2。地下タンク貯蔵所も移動タンク貯蔵所も、保安距離・保有空地は不要です。防油堤は屋外タンク貯蔵所のものなので3は誤り。600L制限は簡易タンク貯蔵所のものなので4も誤り。1は『必要』としており誤りです。